高山―長野待望の広域道 上ケ洞バイパス開通 − 岐阜新聞 Web
高山―長野待望の広域道 上ケ洞バイパス開通
2017年04月28日08:54
写真:高山―長野待望の広域道 上ケ洞バイパス開通
国道361号上ケ洞工区の開通を祝い、テープカットする出席者と園児=高山市高根町上ケ洞、高根トンネル

 岐阜県高山市と長野県伊那市を結ぶ国道361号のバイパス工事で、高山市高根町上ケ洞の上ケ洞工区が27日、開通した。大型車両が通行できるようになり、県域を越えての広域観光や緊急時の連携が期待される。

 同工区は県が2003年に事業化。延長2・14キロで片側1車線、高根トンネル(延長1981メートル)を設けた。延長は旧道より410メートル短くなった。旧道は普通車でもすれ違いができないほどの道幅で落石や大雨が降ったときは通行禁止になる懸念があったが、バイパス完成により解消された。総事業費は約54億円。

 開通式典が高根トンネルで開かれ、岐阜、長野両県や地元自治体の関係者ら約250人が出席。國島芳明高山市長は「信州と飛騨の広域道路網として重要な役割を担う。観光や産業への好影響が期待される」とあいさつ。伊那市の白鳥孝市長は「両市を結ぶ大きな観光ルートで、緊急輸送道路としても利用できる」と喜んだ。

 地元の道後神社の獅子舞が演じられたほか、朝日中学校が清流太鼓を演奏した。高根地区町内会連絡協議会の鈴木孝美会長(66)は「待望の開通。日常生活を支える道路で大変ありがたい」と感慨深げに話した。