鉄橋から稚鮎放流 旧神岡鉄道の軌道利用 − 岐阜新聞 Web
鉄橋から稚鮎放流 旧神岡鉄道の軌道利用
2017年06月15日08:15
写真:鉄橋から稚鮎放流 旧神岡鉄道の軌道利用
旧神岡鉄道の橋から高原川に稚鮎を放流する岩垣康司組合長=岐阜県飛騨市神岡町漆山

 来月上旬の鮎の友釣り解禁を控えた岐阜県飛騨市神岡町の高原川で14日、旧神岡鉄道の軌道を利用した稚鮎の放流作業が行われた。

 稚鮎を放流したのは同町漆山から二ツ屋にかけての3カ所。いずれも深い谷あいにあるため、地元の高原川漁業協同組合は毎年、川に架かる同鉄道の橋から放流している。

 以前は、組合員らが旧漆山駅から約2キロ上流の放流地点まで水槽を積んだ重いトロッコを人力で運んでいた。近年は観光イベントのレールマウンテンバイク事業を行っているNPO法人神岡・町づくりネットワークと連携。トロッコの移動手段にイベント用のミニバイクを利用することで、作業効率が飛躍的にアップした。

 この日の作業には、同漁協組合員と同法人のスタッフら5人が参加。体長7センチほどの琵琶湖産の稚鮎160キロをトロッコの水槽に移し、バイクで引っ張って現場へ。橋の上からビニールホースを垂らして、約10〜20メートル下の川面に手際よく放流した。岩垣康司組合長(73)は「放流作業が手間取ると鮎が弱ってしまう。短時間で終えることができて本当にありがたい」と話した。