飛騨市の江馬氏館跡庭園、名勝に 国文化審答申 − 岐阜新聞 Web
飛騨市の江馬氏館跡庭園、名勝に 国文化審答申
2017年06月17日08:43
写真:飛騨市の江馬氏館跡庭園、名勝に 国文化審答申
景石を点在させた池の眺めを楽しめる江馬氏館跡庭園=飛騨市神岡町(県提供)

 国の文化審議会は16日、岐阜県飛騨市神岡町の江馬氏館跡庭園を国名勝に指定するよう、松野博一文部科学相に答申した。指定されると、県内の国名勝は、おくのほそ道の風景地「大垣船町川湊(みなと)」(大垣市)以来3年ぶり7件目となる。

 同園は、14〜16世紀に北飛騨を治めた江馬氏の居館跡で見つかった遺構で、1994年以降に地元の教育委員会が行った発掘調査によって明らかになった。99年から史跡の整備が始まり、2007年から史跡江馬氏館跡公園として一般公開されている。

 答申したのは、城館跡の中央部の約1352平方メートル。庭園には大きな景石(けいせき)を点在させた池が設けられ、会所を復元した建物から眺めることができる。普段は水が張られていないが、数日間雨が降り続くと水がたまり、往時の姿をしのぶことができる。県文化伝承課は「室町時代に生きた人たちと同じ視点から景観を楽しめる史跡の魅力が、観賞上の価値が高いとして評価につながった」と話した。