平和の鐘に誓い合う 岐阜空襲から72年 − 岐阜新聞 Web
平和の鐘に誓い合う 岐阜空襲から72年
2017年07月10日08:31
写真:平和の鐘に誓い合う 岐阜空襲から72年
式典後に千羽鶴で飾られた「平和の鐘」を鳴らす中学生ら=岐阜市司町、みんなの森ぎふメディアコスモス

 岐阜空襲から72年がたった岐阜市内は9日、恒久平和を願った130寺院などの「平和の鐘」が鳴り響いた。命からがらの体験者の証言に中学生が耳を傾けたり、灯籠で焼夷(しょうい)弾の炎の記憶の継承を試みる追悼行事もあった。参加した人たちは、約900人の犠牲者に祈りをささげ、平和への誓いを新たにした。

 同市司町のみんなの森ぎふメディアコスモスでは、岐阜空襲の犠牲者を追悼する「平和の鐘」式典(同市主催)があり、市民や中学生ら約100人が参加した。

 岐阜第一中学校(現在の岐阜高校)在学中に空襲に遭った元教員國安昌平さん(87)=同市田神=は「中学生でも兵士と同じように敵には反撃を、空襲があれば消火活動や退避の手伝いをするよう教えられていた」と空襲時の体験を語った。

 当時着ていた服や、焼け跡で拾った、溶けた無線機の真空管を示し、「いつ爆弾が落ちるか分からず、気が休まらなかった。明日の命も分からない状況だった」と振り返った。

 浅井文彦副市長と松久宗心市仏教会長、岐阜中央中学校の生徒は、市民が寄せた千羽鶴で飾った平和の鐘を鳴らして、黙とう。代表生徒が「平和を願う気持ちを忘れません」などと誓った。


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