県立高の入試、全県一区決定 県教委、来春から − 岐阜新聞 Web
県立高の入試、全県一区決定 県教委、来春から
2017年07月12日08:50

 岐阜県教育委員会は11日の臨時会議で、来春の県立高校入試から通学区域を設けない全県一区制の導入を決めた。全ての県立高校で県内全域からの受験が可能になる。

 全県一区制は24都府県が導入済み。県内では、専門科や総合学科などで導入していたが、単位制を除く普通科の受験は在住学区と隣接学区に限られていた。

 県教委によると、県内中学校の卒業生は減少傾向にあり、県外の中学や高校に進学する生徒も年間約1000人いるとみられる。中学校卒業予定者は来年度から3年間で約1700人減少する見通し。

 会議後、県教委の担当者は、導入理由について「県立高校の活性化は喫緊の課題。通学区域の不公平を解消し、活力ある高校を目指すことが必要」と説明。導入決定が遅れたことには「受験生に不安を与えたことは申し訳なく思う。今後は丁寧に説明したい」と話した。この日の会議では教育委員から公表プロセスへの不満は出たが、制度変更への異論はなかったという。

 全県一区制の導入に合わせ、特色のある学科や全国実績がある部活動の盛んな11校を対象に、県外からの募集枠を設けることも決定。他にも、岐阜高と多治見高の普通科を単位制にするなど4校の学科改編を決めた。

 県外からの募集枠設置や学科改編の具体的な学科名は7月中に発表し、10月に各学科の定員数を公表する見通し。


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