来県客、飛騨宿泊が7割 位置情報ビッグデータ調査 − 岐阜新聞 Web
来県客、飛騨宿泊が7割 位置情報ビッグデータ調査
2017年07月12日08:51

 岐阜県外からの県内宿泊者の約7割が飛騨エリアに集中していることが、スマートフォンを活用した県の位置情報ビッグデータ調査で分かった。観光分野でのビッグデータの活用は初の試み。飛騨エリア以外は日帰りが約7割を占め、昼間の滞在時間も宿泊者の多い飛騨エリアと比べて1時間以上少なかった。県は「位置情報という正確なデータで観光の実態が裏付けられた。滞在時間を長くするための工夫が必要」と話している。

 県によると、調査は昨年1〜2月、7〜8月、10〜11月の計3回実施。うち10〜11月で県内に60分以上滞在した県外の6456人を対象に、宿泊エリアや滞在時間をまとめた。

 宿泊者は、飛騨エリアが1泊と2泊以上を含めて70.2%。東濃エリアは26.1%と最も少なかった。

 昼間の平均滞在時間は、飛騨エリアの5時間に対し、ほかのエリアは3時間10〜40分。宿泊率の高さがエリア内の滞在時間にも影響したとみられる。

 観光スポットで最も来訪者が多かったのは、土岐プレミアムアウトレット(土岐市)で、飛騨高山の古い町並み(高山市)、下呂温泉周辺(下呂市)、白川郷(大野郡白川村)と続いた。中京圏からの来訪は同アウトレットが8割を超え、近畿圏では関ケ原古戦場(不破郡関ケ原町)が45.2%を占めた。

 県は「エリア間の周遊が少なく、広域周遊ルートの形成に取り組む」と話している。

 ビッグデータは、パソコンやスマートフォンなどに蓄積された膨大な電子データ。今回はKDDI(au)の利用者から同意を得て取得した位置情報データを活用した。


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