宣教師が見た岐阜 フロイスの「書簡」初出展 − 岐阜新聞 Web
宣教師が見た岐阜 フロイスの「書簡」初出展
2017年07月15日09:18
写真:宣教師が見た岐阜 フロイスの「書簡」初出展
日本初展示となったルイス・フロイスの書簡=14日午前10時36分、岐阜市大宮町、市歴史博物館

 戦国武将織田信長ゆかりの品々を集めた特別展「Gifu信長展―もてなし人信長!? 知られざる素顔―」が14日、岐阜市大宮町の市歴史博物館で開幕した。ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスによる岐阜の様子を記した書簡の写本を日本初出展しているほか、約90点を披露している。

 フロイスの書簡は、1569年に豊後(大分県)の司祭たちに宛てたもの。信長から布教の許可や援助を求めるために訪れた岐阜について、「1万人が住む岐阜の町はバビロンの(ような)混雑だった」などと記載。「Guifu(岐阜)」や「Nobunaga」などの文字を読み取ることができる。

 フロイスと同じく日本で布教活動した宣教師フランシスコ・ザビエルの自筆書簡も日本初出展。書簡は、1549年の日本上陸後にインド・ゴアの仲間に宛てた原物で、「キリスト教の布教に命をかけて日本に来なさい」などと書いている。いずれもポルトガル国立図書館から借り受け、21日まで期間限定で公開される。

 また、1582年の本能寺の変で被災した信長が所有していたと伝わる茶入(ちゃいれ)や、信長が羽柴秀吉に贈ったとされる陣羽織なども展示。上杉謙信に宛てた国宝の「織田信長書状」では、謙信の越中国への出陣の労をねぎらっている。

 ポルトガルの原物を複製した南蛮屏風(びょうぶ)やフロイスとザビエルの木像も展示している。

 市信長公450(よんごーまる)プロジェクト実行委員会が主催。8月20日までで、会期中一部展示を変える。観覧料は高校生以上千円、小中学生500円。


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