高山の介護施設死傷経緯説明 「大切なところ分からぬ」 − 岐阜新聞 Web
高山の介護施設死傷経緯説明 「大切なところ分からぬ」
2017年08月20日08:58
写真:高山の介護施設死傷経緯説明 「大切なところ分からぬ」
県が立ち入り調査した介護老人保健施設「それいゆ」=18日午前8時36分、高山市桐生町

 岐阜県高山市桐生町の介護老人保健施設「それいゆ」で7月末から80〜90代の高齢者5人が相次いで死傷した問題で、施設を運営する医療法人同仁会の折茂謙一理事長は19日、家族に死傷の経緯などの説明を始めた。説明を受けた家族は「(事件性の可能性について)大切なところは分からない」と納得のいかない様子だった。

 この日は、脳挫傷などで死亡した女性(93)の長女(70)ら家族2人に説明した。女性は、8月6日に部屋で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で7日に死亡した。

 折茂理事長は、女性の日常生活の様子、転倒して発見されるまでの経緯、5人が亡くなった際の状況などを説明。家族の疑問点である事件性の可能性について「100パーセント否定はできない」との趣旨を伝えた。

 説明を受けた家族は「転倒の可能性が高いと聞いたが、監視カメラもなく、人もいなかったので、大切なところは分からない」と話した。

 20日も午前10時と午後4時に死傷した2人の家族に説明を行う。