岐阜高が環境大臣賞 カスミサンショウウオ調査 − 岐阜新聞 Web
岐阜高が環境大臣賞 カスミサンショウウオ調査
2017年09月07日08:03
写真:岐阜高が環境大臣賞 カスミサンショウウオ調査
高校生バイオサミットで環境大臣賞を受賞した岡田翔吾さん(前列左)ら自然科学部生物班のメンバー=岐阜市大縄場、岐阜高校

 7月に山形県で開催された「第7回高校生バイオサミットin鶴岡」で、希少種カスミサンショウウオの生息地を地理情報システム(GIS)と環境DNAを利用して調査する方法を考案した岐阜高校(岐阜市大縄場)の自然科学部生物班が、最高賞の一つ、環境大臣賞に輝いた。発表を担当し、審査員特別賞も受賞した3年岡田翔吾さん(18)は「これまでの活動の集大成が賞につながった」と喜んでいる。

 サミットは慶応大先端生命科学研究所などが主催。バイオテクノロジーを駆使して生命現象を解明する「バイオサイエンス」に関して研究展示と発表をする。24都道府県の74校が出場し、96の研究発表を披露した。

 岐阜高生物班は10年前からカスミサンショウウオの生態や県内の生息地の研究を続けている。岡田さんらはGISと環境DNAを利用して今年3月、県内4カ所目となる生息地を発見した。こうした成果を論文とポスターにまとめ、発表した。

 8月に宮城県で行われた第41回全国高校総合文化祭でも、ポスター発表の部で奨励賞を受賞した。

 岡田さんは「ビッグデータと環境DNAを組み合わせた調査は、効率的な方法で他の水生生物にも応用できるので、評価されてうれしい」と話した。GISの活用を担当した3年北村拓斗さん(17)は「今回得たデータを基に、より細かく正確な分布調査ができる解析ソフトウエアを利用した調査も進めてほしい」と後輩に期待を寄せた。