県、リトアニアと友好協会 1月にも発足 − 岐阜新聞 Web
県、リトアニアと友好協会 1月にも発足
2017年09月13日08:46
写真:県、リトアニアと友好協会 1月にも発足
マティヨシャイティス市長(手前右)らと会談する古田肇知事(左)=6日、リトアニア・カウナス

 リトアニアとの交流を進める岐阜県は、国際交流団体「岐阜・リトアニア友好協会」の設立に向けて準備を始めた。第2次大戦中に「命のビザ」を発給して多くのユダヤ難民を救った駐リトアニア領事代理杉原千畝(ちうね)氏(1900〜86年)ゆかりの同国と交流を深め、杉原氏の功績を広く伝える。県商工会議所連合会とともに県内の企業や大学などに協力を呼び掛け、民間レベルでの交流を促す。早ければ来年1月にも発足する見通し。

 加茂郡八百津町が申請した国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)の認定の可否が11月にも判明する見込みで、来年にはリトアニアが独立100周年を迎えるなど、節目を契機に文化や経済、観光など幅広い連携を図るため、窓口となる組織を設ける。県内には、リトアニアに特化した国際交流団体はこれまでなかった。

 訪問団の受け入れ、リトアニアの歴史や文化を知るセミナーの開催といった交流活動が円滑に行えるようになる。

 リトアニアでは今年4月、ビザ発給の舞台となった杉原記念館(旧日本領事館)があるカウナスの有識者らでつくる「杉原グループ」が発足。今月2〜8日には記録映画の上映会やシンポジウムなどを行う「杉原ウイーク」を初開催するなど、杉原氏の功績をたたえる取り組みが出てきた。

 今月5〜7日には古田肇知事がリトアニアを訪問し、カウナスのヴィスヴァルダス・マティヨシャイティス市長らと会談。古田知事は「杉原グループに対応し、交流の受け皿となる岐阜のグループを立ち上げたい」と話し、マティヨシャイティス市長も交流促進に期待を寄せた。