元国体選手の自殺 労災認定 瑞浪市の病院勤務 − 岐阜新聞 Web
元国体選手の自殺 労災認定 瑞浪市の病院勤務
2017年09月21日08:43

 ライフル射撃競技の元県国体強化選手で岐阜県瑞浪市の病院に勤務していた鈴田潤さん=当時(26)=が2014年1月に自殺したのは長時間労働で精神疾患を発症したのが原因として、多治見労働基準監督署が労働災害と認定していたことが20日、分かった。認定は4日付。関係者によると、自殺の直前の時間外労働は3カ月連続で100時間を超え、最大で月118時間だった。

 鈴田さんは長崎県出身。大学卒業後、10年に岐阜県の国体強化選手となり、県厚生農業協同組合連合会(厚生連)に勤務し、12年のぎふ清流国体で優勝するなど活躍した。

 県が設置した第三者委員会によると、鈴田さんは13年4月に愛知県豊田市にある練習拠点に近い東濃厚生病院(瑞浪市)に異動となり、備品購入や設備管理などを担当。超過勤務など勤務環境への不満を両親に漏らし、パソコンに「仕事に重圧を感じて耐えられなくなっている」などとメールを残し、同年12月に失踪。14年1月に車の中で死んでいるのが見つかった。鈴田さんの両親が昨年12月に労災を申請していた。

 厚生連の調査によると、ぎふ清流国体後にライフルの免許を失効するなど同競技に悩みを抱えていたとみられ、長時間労働と自殺の因果関係は解明できなかったという。厚生連は「労災認定についてまだ通知を受けていないので、何も話せない」としている。