和紙文化、海越え交流 美濃市の工芸家ら台湾で指導 − 岐阜新聞 Web
和紙文化、海越え交流 美濃市の工芸家ら台湾で指導
2017年09月25日08:50
写真:和紙文化、海越え交流 美濃市の工芸家ら台湾で指導
渡辺末明さん(左)の指導で美濃和紙を使ったあかりアート作りを体験する参加者=台湾・嘉義県

 台湾の嘉義(かぎ)県で、美濃和紙と、台湾の手すき和紙の交流イベント「和紙文化国際交流ワークショップ」があり、岐阜県美濃市の和紙関係者ら3人が参加した。現地の和紙研究者の講演を聞いたり、あかりアート作りの体験教室を開いたりした。

 同県は台湾南部の人口約52万人の県で、来年3月に、一大イベント「台湾ランタンフェスティバル」の開催が予定されている。ワークショップは、美濃市のような文化資産保全や地域活性化の取り組みをまちづくりに取り入れるきっかけにしようと、嘉義県が初めて企画。同県の文化ホールで行われ、嘉義県の小中学校の美術、工芸教師ら約60人が参加した。

 同市の市原俊美総務部長が、美濃和紙の歴史や、市の地域活性化事業などを紹介。同市前野の和紙工芸家、渡辺末明さんと市観光協会の池村周二事務局長が、あかりアート作りを指導した。台湾の和紙研究者、中興大の張豊吉教授の、同国の和紙文化についての講演もあった。

 張花冠県長は「和紙文化を切り口に、嘉義県と美濃市の交流が進めば。来年のフェスティバル会場に美濃市のあかりアートを展示したい」と期待を込めた。