「闘う騎士たち」特別出品 レオナルド×ミケランジェロ展 − 岐阜新聞 Web
「闘う騎士たち」特別出品 レオナルド×ミケランジェロ展
2017年09月30日08:43
写真:「闘う騎士たち」特別出品 レオナルド×ミケランジェロ展
《闘う騎士たち》1567年ごろ フィレンツェ、パラッツォ・ヴェッキオ(C)“Firenze, Musei Civici Fiorentini-Museo di Palazzo Vecchio”

 岐阜市は29日、10月5日に開幕する「レオナルド×ミケランジェロ展」(岐阜市、岐阜新聞社・ぎふチャンなどでつくる実行委員会主催)に、テンペラ画「闘う騎士たち」の特別出品が決まったと発表した。ルネサンス期のイタリアの巨匠レオナルド・ダビンチが描いた壁画「アンギアーリの戦い」を参照した可能性がある、1567年ごろ制作の作品。フィレンツェ市が姉妹都市のため特別に貸し出すもので、日本初公開になる。

 作者は、ジョルジョ・バザーリ(1511〜74年)またはナルディーニ(1535ごろ〜91年)とされる。45・5センチ×62センチの額装で、陶板に騎馬戦の様子をテンペラで描く。ベッキオ宮殿五百人広間を飾る壁画の習作。騎兵隊を衝突させる構図や躍動的な馬の造形から、現在は失われたダビンチの壁画やその下絵が参照されたとみられている。

 「アンギアーリの戦い」は、ダビンチ未完の大作。同じ部屋でミケランジェロと戦闘画の競演をした逸話は有名で、両巨匠を対比させる展覧会に新たな話題を提供しそうだ。

 「闘う騎士たち」の制作年は、織田信長が岐阜に入城した年。細江茂光市長は「フィレンツェ市から借りた貴重な作品。本物のルネサンス作品をぜひ見てほしい」と話した。