国有林を観光の目玉に 中津川北部−長野県王滝村 − 岐阜新聞 Web
国有林を観光の目玉に 中津川北部−長野県王滝村
2017年10月01日08:21
写真:国有林を観光の目玉に 中津川北部−長野県王滝村
ヒノキとサワラが密着成長して一本の幹となった樹齢約560年の合体木=中津川市加子母

 2027年のリニア中央新幹線開業で岐阜県中津川市に停車駅が造られるのを見据え、同市北部から長野県王滝村周辺に広がる国有林の観光資源化を図る動きが加速している。天然のヒノキやサワラなど世界的にも珍しい温帯性針葉樹の集積地帯で、伊勢神宮や姫路城などに木材を供給してきた歴史を持つ。記者が大自然の表情を写真に収めた。

 観光資源化を狙うのは同市北部の付知、加子母、川上(かわうえ)地区の住民らでつくる「みうれ三ケ村会議」。今夏、視察ツアーを開催し、記者も同行した。

 一行は県境の険しい山道を車で登り、岐阜県側では今月30日に行われる伊勢神宮次期式年遷宮の「斧入式」の会場、2013年の式年遷宮に合わせて05年に伝統技法「三(み)つ緒伐(おぎ)り」で切り出されたヒノキの根株、ヒノキとサワラが密着成長して一本の幹になった樹齢推定約560年の「合体木」などを視察。

 長野県側では、動態保存し展示されている森林鉄道、1984年長野県西部地震の際に御嶽山の土石流で誕生した湖などを見学。観光の目玉として、岐阜県側でも森林鉄道の復活に向けて取り組む方針を固めた。