幻の大太刀「蛍丸」復元成功 女性ファン歓声 − 岐阜新聞 Web
幻の大太刀「蛍丸」復元成功 女性ファン歓声
2017年10月01日08:39
写真:幻の大太刀「蛍丸」復元成功 女性ファン歓声
「蛍丸」を復元した福留裕晃さん(左)と興梠宏明さん(左から3人目)ら=30日午前、関市南春日町、関鍛冶伝承館

 終戦直後の占領軍の武器接収で行方不明となっている阿蘇神社(熊本県阿蘇市)にあった旧国宝の名刀「蛍丸(ほたるまる)」が、岐阜県関市の若手刀匠らの手によって復元され、1振りが30日、関市南春日町の関鍛冶伝承館に寄贈された。29日まで一般公開される。

 蛍丸は1メートルを超える大太刀でありながら、繊細な彫刻が施されている。復元したのは福留裕晃さん(32)=関市神野=と、弟弟子の興梠(こおろき)宏明さん(36)=大分県竹田市=。2005年11月にプロジェクトを立ち上げ、現存する押形や墨絵を基に復元した。今春3振りを完成させ、1振りを阿蘇神社に奉納した。

 同館で行われた寄贈式には、日本刀を題材にした人気ゲームをきっかけに関心を持った「刀剣女子」ら約100人のファンが詰め掛け、幻の名刀に歓声を上げた。福留さんは「たくさんの方に興味を持ってもらって本当にうれしい。刀の奥深さを知ってもらえたら」と話した。

 同館では蛍丸とともに、横綱稀勢の里土俵入り太刀、国際見本市ミラノ・サローネに出展されたHonsekitoも展示される。稀勢の里関の太刀の公開は8日まで。