殿が愛した名酒復刻 「苗木城跡」の土産物に − 岐阜新聞 Web
殿が愛した名酒復刻 「苗木城跡」の土産物に
2017年10月14日09:04
写真:殿が愛した名酒復刻 「苗木城跡」の土産物に
幻の名酒「とのまち」の復刻を呼び掛けた杉山直己会長(右)ら=中津川市苗木、苗木城跡

◆中津川の酒造住民団体と連携

 岐阜県中津川市苗木にある国史跡の山城「苗木城跡」の新たな土産物として観光客に親しんでもらおうと、地元の苗木地域まちづくり推進協議会と恵那醸造(同市福岡)は、江戸幕末の城主が愛飲したと伝わる幻の名酒「とのまち」を復刻した。

 同城跡には、全国の城郭ファンら多くの観光客が連日訪れているが、城にちなんだ土産物がなかったことから同協議会が同社に呼び掛けて開発。

 同社は「鯨波」で知られる1818年創業の酒蔵で、「殿待(とのまち)」と呼ばれる地酒を造って城主の遠山家に献上していたと伝わる。現在も同名の普通酒が少量仕込まれ、地元のファンしか知らない名酒として親しまれている。

 今回復刻した「とのまち」は、地元産の酒米「ひだほまれ」を使った特別純米酒として一新し、ラベルには、大正期に撮影された同城跡の写真をアレンジしたレトロ風のデザインを施した。

 瓶は2種類あり、720ミリリットルが1440円(税込み)、一升瓶が2810円(同)。JR中津川駅前のにぎわい特産館など市内の酒店で限定販売する。

 同協議会の杉山直己会長(76)は「辛口で喉ごしがすっきりしていて通好み。殿様気分で味わってほしい」と話している。