県が国連世界観光機関の賛助会員に 国内自治体で初 − 岐阜新聞 Web
県が国連世界観光機関の賛助会員に 国内自治体で初
2017年11月10日09:02
写真:県が国連世界観光機関の賛助会員に 国内自治体で初
国連世界観光機関の賛助会員に入ることで合意し、握手する古田肇知事とス・ジン部長(右)=8日午後、スペイン・マドリード市、同機関本部

 【マドリード=本社・河合修】スペイン訪問中の古田肇岐阜県知事は8日(現地時間)、首都マドリードの国連世界観光機関(UNWTO)本部でアジア太平洋部のス・ジン部長と会い、同機関の賛助会員に入る方向で合意した。国内自治体では初めての試み。会員団体には、県の観光部門か県の外郭団体を想定している。国連機関と観光分野で直接連携を図り、加盟国への県の情報発信を通じて海外誘客の促進につなげる狙いがある。

 古田知事は会談で、飛騨牛や美濃和紙の海外展開など国外で売れる県産品づくりの取り組みなどを説明。「県として賛助会員に参加し、連携を深めたい」と提案した。

 ス・ジン部長は「すでに成功事例を持っており、会員として貢献してもらえると期待している」と歓迎。具体的には、成功事例の報告書作成や職員研修などの連携に期待を込めた。

 会員になるには規約に従って活動目的などの審査が必要で、早ければ来年5月の国際会議の場で認められる見通しを示した。主体組織となる会員団体については、両者で今後、具体的に協議する方針を確認した。

 同機関は日本など158カ国が加盟し、民間の旅行会社など500団体以上が賛助会員に入っている。昨年5月には、国土交通省から日本人で初めて同機関の事務局長アドバイザーとして関市出身の亀山秀一元同省観光庁国際交流推進課長が出向している。