電子地域通貨「さるぼぼコイン」運用始まる − 岐阜新聞 Web
電子地域通貨「さるぼぼコイン」運用始まる
2017年12月05日08:33
写真:電子地域通貨「さるぼぼコイン」運用始まる
店頭の2次元コードをスマートフォンで読み取り、金額を入力して代金を支払う=4日午後、高山市花里町

 飛騨信用組合(岐阜県高山市)は4日、スマートフォンアプリ上で利用する電子地域通貨「さるぼぼコイン」の運用を同市と飛騨市、大野郡白川村で始めた。利用できるのは飲食店など約100店舗で、来年3月末までに500店舗に増やす計画。加盟店間でも流通させることで地域経済の活性化につなげるほか、増加する外国人観光客の利便性を高めることを目指す。

 金融機関がスマホアプリを活用した電子地域通貨を導入するのは初めてという。スマホアプリ開発のアイリッジ(東京都)と共同で開発を進め、5月から実証実験を行った。

 利用者は無料のアプリを取り込み、同組合の窓口で1円を1コインとして交換。加盟店の店頭で2次元コードを読み取り、金額を入力して支払う。コイン購入額の1%がポイントとして付く。加盟店側に導入費用の負担はなく、コインは店舗間で仕入れ代金などの支払いに利用できる。

 加盟した高山市花里町の果物店の男性経営者(56)は「客側は楽に買い物ができる。店側もコストがかからず、釣りの手間がなくなるなどありがたい」と歓迎する。

 同組合は、導入目的とする地域振興と観光振興で行政と連携を進めるため、コイン総額の0・15%以上を自治体や観光関連団体に寄付する。