空調制御システム開発で産学連携 − 岐阜新聞 Web
空調制御システム開発で産学連携
2017年12月20日08:55
写真:空調制御システム開発で産学連携
共同研究講座を設置する三菱重工サーマルシステムズの楠本馨社長(左)と岐阜大の森脇久隆学長=岐阜市吉野町、岐阜大サテライトキャンパス

 岐阜大工学部(岐阜市柳戸)と、空調機器の製造などを手掛ける三菱重工サーマルシステムズ(東京都)は19日、ビルの空調設備を効率的に運用する制御システムの開発を共同で進める、と発表した。2年後をめどに実用化への道筋を探る。

 同大は今年4月、産学連携の研究に伴う知的財産が、企業側に帰属できる新たな枠組み「共同研究講座」の規定を制定。今回の研究は同講座の第1号の事例となり、工学部の教員や学生など約10人が研究に取り組む。

 開発するのは、近年注目を集める「スマートグリッド」と呼ばれる次世代電力網。電力の需給バランスを精密に制御し、省エネルギーなどに寄与しようというもので、ビルの空調設備に関するものは世界的にも未整備な分野という。

 愛知県清須市に開発拠点を持つ三菱側が提供する詳細なデータを基に、大学側が制御システムを構築する構想。この日は森脇久隆学長と楠本馨社長らが会見に臨み、それぞれ研究推進や実用化への期待を述べた。