寒干し大根 寒風で熟成 飛騨市の特産品 − 岐阜新聞 Web
寒干し大根 寒風で熟成 飛騨市の特産品
2017年12月22日08:10
写真:寒干し大根 寒風で熟成 飛騨市の特産品
特産の寒干し大根作りに精を出す清水利子さん=飛騨市神岡町森茂

 冬場の冷え込みを利用した岐阜県飛騨市の特産品「奥飛騨山之村寒干し大根」の生産が、同市神岡町の山之村地区で始まった。雪に覆われた民家や倉庫の軒先などには輪切りの大根が無数に並べられ、日差しを浴びて徐々に甘みを増していく。

 寒干し大根は、秋に収穫した青首大根を輪切りにしてゆで、串に通して約1カ月間、天日で乾燥させて作る。同地区は標高約900メートル。冬は氷点下10度以下に冷え込む。寒風にさらした大根はきつね色に変わり、独特の風味と歯応えが出る。お湯に戻して煮物などに使い、飛騨地域の郷土料理の具材として人気がある。

 地元の生産者団体「すずしろグループ」のメンバー清水利子さん(71)方では、近所の主婦2人をパートで雇い、19日から寒干し大根作りに精を出している。

 清水さんは「今冬は降雪が早く、冷え込みも厳しい。作業がはかどるのでありがたいし、出来が楽しみ」と話す。作業は来年2月中旬まで続けられ、3月から出荷される。