藤井前美濃加茂市長の有罪確定 最高裁が異議退ける − 岐阜新聞 Web
藤井前美濃加茂市長の有罪確定 最高裁が異議退ける
2017年12月28日08:26

 事前収賄などの罪で有罪判決を受け、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)が上告を棄却した前美濃加茂市長の藤井浩人被告(33)について、同法廷は26日付で、上告棄却を不服とした藤井被告の異議申し立てを退ける決定をした。懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金30万円とした二審名古屋高裁の逆転有罪判決が確定した。執行猶予中は選挙権と被選挙権がなくなる。

 藤井前市長は「期待はしていなかったが、改めて受け入れられない決定。今後再審請求に向け真実を堂々と明らかにしていきたい」、主任弁護人の郷原信郎弁護士は「認められる可能性がないとは思っていたが、明らかに不当な控訴審“逆転有罪判決”を是正する姿勢を全く見せなかった最高裁には改めて失望した」とコメントを出した。

 藤井前市長は2013年6月の市長選で初当選。市議時代に中学校の浄水設備導入を巡り業者から計30万円を受け取ったとして、14年6月に逮捕、起訴された。

 一審名古屋地裁は15年3月に無罪を言い渡したが、名古屋高裁は16年11月に一審判決を破棄して逆転有罪となった。藤井前市長は上告したが、同法廷が今月11日付で棄却したため、異議を申し立てていた。同14日に市長を辞職した。

 今後、藤井前市長は、贈賄罪が確定した元業者の男性を相手取り、損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴する方針も示している。