中央道9人死傷 運転手に禁錮4年求刑 − 岐阜新聞 Web
中央道9人死傷 運転手に禁錮4年求刑
2017年12月29日08:36

 岐阜県多治見市の中央自動車道で8月、工事現場に大型トラックが突っ込むなどして計9人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた大阪府高槻市柱本、トラック運転手村田義明被告(47)の論告求刑公判が28日、岐阜地裁多治見支部(鈴木雄輔裁判官)であり、検察側は禁錮4年を求刑し、結審した。判決は来年1月25日。

 検察側は論告で、前方注視と指定最高速度の順守を怠ったことについて「トラックを職業的に運転する者として、交通法規に対する規範意識が低く、非難に値する」と指摘。弁護側は最終弁論で「強く反省しており、遺族や被害者への謝罪を済ませ、被害弁償にも応じている」とし、配慮を求めた。

 事故で死亡した瑞浪市の会社員建島誠治さん=当時(40)=の妻が「大切な家族を失った悲しみは今も続いている。被告の運転は殺人行為と何ら変わりはない」とする意見陳述書を提出し、鈴木裁判官が代読した。

 起訴状などによると、8月30日午後1時45分ごろ、多治見市光ケ丘の中央道上り線を走行中、スマートフォンの画面を脇見し、工事規制に気付かないまま時速90キロで運転して矢印板に衝突した。複数の工事車両にぶつかり、現場で作業をしていた建島さんを死亡させ、男性作業員4人に重軽傷を負わせ、衝突の弾みで中央道下の国道248号に積み荷が落下し、乗用車に乗っていた4人に重軽傷を負わせたとされる。