揖斐まつりの象徴 三輪神社のみこし大改修 − 岐阜新聞 Web
揖斐まつりの象徴 三輪神社のみこし大改修
2017年12月30日07:38
写真:揖斐まつりの象徴 三輪神社のみこし大改修
大改修によって300年前の輝きが戻った「お先社」。総代役員らが丁寧に装飾を取り付けた=揖斐郡揖斐川町三輪、三輪神社

 毎年5月に岐阜県揖斐郡揖斐川町で開かれる「揖斐まつり」を象徴する三輪神社(同町三輪)のみこしの1基「お先社」が、大改修を終えて神社に“帰って”きた。300年前に造られた当時の美しさを取り戻したみこしは、1月1日から3日間、境内でお披露目される。

 同神社には本社、お先社、お後社の3基のみこしがあり、同まつりで地元の若者らが担いで町内を練り歩く。みこしは、いずれも約300年前に京都で造られ、長年の使用で傷みが激しくなってきたため、昨年から氏子らの協力で大改修を進めている。

 3月に本社の修復が完了、お先社は今年の祭り後に修復に出され、金具などは京都、木地は滋賀、組み立てと漆塗りは地元のモリタ仏壇の森田吉孝さん(54)と、各専門の職人が手掛けた。残るお後社も、来年の同まつりまでには修復が終わる見込み。

 大改修から帰ってきたお先社は、金色の飾りや漆が美しい光沢を放ち、仕上げに総代役員らが屋根部分のツバメの装飾や鈴などを丁寧に取り付けた。

 同神社禰宜(ねぎ)の宗宮和史さん(46)は「美しく重厚感のある姿で帰ってきてくれた。氏子ら多くの皆さんの協力のおかげ」と笑顔を見せた。