2017年県内事故死最少75人 高齢者6割強 − 岐阜新聞 Web
2017年県内事故死最少75人 高齢者6割強
2018年01月03日09:42

 岐阜県警は2日、昨年1年間の県内の交通事故発生状況を発表した。死者数は前年比15人減の75人で、現行の統計制度が始まった1948年以降で最少となった。65歳以上の高齢者が46人で、10人減った。

 第10次県交通安全計画は、2020年までに年間死者数を80人以下にする目標を掲げているが、3年早く達成した。

 人身事故件数は速報値で5678件(前年比968件減)、負傷者数は7450人(同1541人減)となった。

 県警は高齢者に重点を置いた交通安全対策を進めてきた。昨年6月以降に死亡事故が急増したことを受け、8月からは「0」の付く日を交通監視強化日(ゼロ日)と定めて事故抑止活動を実施。昨年度までの「高齢者交通安全指導員」制度を見直した「シルバー・セーフティ・アドバイザー」を導入し、活動範囲を広げた。交通企画課はこうした取り組みが事故抑止につながった一因とみている。

 高齢者の死者数は減ったものの、全体の6割強と高い比率を占めている。うち半数の23人が自動車乗車中の事故で、高齢ドライバーが「第1当事者」となった死亡事故も23件(同3件減)あった。

 また、単独事故が32件(同14件増)と大幅に増加し、昼間は市町村道、夜間は国道の事故が目立った。

 一方、歩行者の死者は18人(同14人減)、夜間の事故は32件(同13件減)と減少した。県警の加藤雅之交通部長は「警察だけでなく、関係機関、ボランティアなどが各種対策に取り組んできた成果が数値に現れている。引き続き、きめ細かな交通事故抑止対策を一層強力に推進していく」とコメントした。