高校生はワサビが苦手? 岐阜大と岐阜女大調査 − 岐阜新聞 Web
高校生はワサビが苦手? 岐阜大と岐阜女大調査
2018年01月05日08:54

◆理由は「鼻にツンとくる」

 日本古来の薬味のワサビを「嫌い」と答えた高校生は高齢者の約3倍で、理由は「鼻にツンとくるから」―。岐阜大と岐阜女子大の研究グループが若い世代の「ワサビ離れ」の実態把握などを目的に実施した調査アンケートでこんな結果が浮かび上がった。

 岐阜など15都道府県の農業高校の生徒約600人(平均年齢16・7歳)と、介護福祉施設の利用者約70人(同86・9歳)を対象に「ワサビは好きですか」などを質問した。「嫌い」と答えた割合が高齢者は14%だったのに対し、高校生は39%と3倍近かった。

 ワサビ嫌いの高校生の割合は、男子の22%に対し、女子は倍以上の48%に達した。理由として「ツンと鼻に抜ける感覚が苦手」が多数を占めた。また「一番最初に思い浮かぶ辛い食べ物は」という質問に高校生の回答は、キムチなどのトウガラシ関連食品が88・4%を占め、ワサビ関連の6・3%を大きく上回った。

 一方で「ワサビを食べている家族の姿を見たことがある」「魚好き」と答えた高校生はワサビ好きが多いとの調査結果も出た。調査グループの山根京子岐阜大応用生物科学部准教授(45)=育種学=は「家族が刺し身など魚料理を生ワサビで食べているのを見て育った高校生は、ワサビに対して抵抗感がない」と分析。「家庭でワサビを食べる機会を増やしていく必要がある」と話した。