被告が殺意否認 歯科医刺殺で初公判 − 岐阜新聞 Web
被告が殺意否認 歯科医刺殺で初公判
2018年01月12日08:31

 昨年1月、岐阜市黒野南の歯科医院で院長を刺殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた同市折立、無職長濱伸幸被告(59)の裁判員裁判の初公判が11日、岐阜地裁(鈴木芳胤裁判長)であり、長濱被告は「殺すつもりで刺したのではありません」と殺意を否認した。

 検察側の冒頭陳述によると、長濱被告は2010年から歯科医院で治療を受けていたが、13年に受けた前歯の治療に対し不満を持ち、事前の数日前、院長に謝罪や慰謝料を求めていた。事件の日に院長に再度、不満を伝えても要求に応じてもらえなかったため、包丁で刺したという。

 検察側は逮捕時の長濱被告の言動から「殺意はあった」と指摘。弁護側は院長と床の上でもみ合いとなり、「振り回した包丁が刺さった」と述べ、傷害致死罪の適用を主張した。

 起訴状によると、長濱被告は昨年1月20日午後2時15分ごろ、「渕野歯科」で正当な理由なく包丁2本を所持して、院長の渕野太賀臣さん=当時(50)=の首などを複数回刺して、失血死させたとされる。