コウゾに磨き 川水と天日で自然漂白 − 岐阜新聞 Web
コウゾに磨き 川水と天日で自然漂白
2018年01月27日07:44
写真:コウゾに磨き 川水と天日で自然漂白
雪の残るさらし場で行われた「コウゾの寒ざらし」=26日午前10時16分、美濃市御手洗、板取川

 岐阜県美濃市の冬の風物詩「コウゾの寒ざらし」が26日、美濃市御手洗の板取川で行われ、美濃手すき和紙協同組合の組合員らが、冷たい川底に丁寧にコウゾを並べた。

 寒ざらしは、和紙の原料となるコウゾの不純物を洗い流し、天日に当てて自然漂白する作業。約30年前までは板取川の各所で見られたが、現在は作業の効率化のため、職人が各工房の水槽で行っている。

 伝統的な技法を後世に残そうと、同組合が毎年この時期に実施。手すき和紙職人17人が参加した。茨城県産のコウゾを約22.5キロ用意。雪が残る中、職人が交代で川に入り、水温2度の水中に手際よく並べた。

 鈴木竹久理事長(68)は「清流があるからこそできる技術。後世に残したい」と話した。