土岐商女子、健闘24位 全国高校駅伝 広島・世羅が男女V − 岐阜新聞 Web

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土岐商女子、健闘24位 全国高校駅伝 広島・世羅が男女V
2015年12月21日12:15
写真:土岐商女子、健闘24位 全国高校駅伝 広島・世羅が男女V
県大会のタイムを約1分縮める1時間10分55秒で24位に食い込んだ土岐商。アンカーは1年生加藤優果が務めた=京都市西京極陸上競技場

 全国高校駅伝が20日、京都市の西京極陸上競技場発着コースで行われ、第66回の男子(7区間、42.195キロ)は世羅(広島)が2時間1分18秒の大会新記録で2連覇し、優勝回数は単独最多の9度となった。第27回の女子(5区間、21・0975キロ)の世羅は1時間7分37秒で初めて勝ち、1993年の仙台育英(宮城)以来2度目の男女優勝を達成した。

 県勢は男子の中京が振るわず、2時間10分26秒で県勢過去最低順位の49位。女子の土岐商は1時間10分55秒で、昨年の33位から大きく順位を上げ、24位だった。

 中京は序盤1区、2区で43位と出遅れると、その後も巻き返すことができず、差を付けられた。土岐商は、唯一の3年生の市川珠李が2区で5人抜きの力走、33位から28位に順位を上げ、アンカーの1年加藤優果も区間21位と健闘し、24位でフィニッシュ。県大会での1時間11分56秒を上回った。

◆市川5人抜きの快走

 2区で5人抜きの快走を見せた3年市川珠李は、最終的に24位まで順位を上げた後続の後輩たちの頑張りに、「びっくりした。まさかそんな順位にいってくれるなんて」と驚きの表情。「でも本当は入賞したかった。後輩に託したい」と、笑顔で心境を語った。

 「楽しんで走れ」。レース前に羽柴卓也監督が与えた指示はシンプルなものだった。天気は快晴、気温は10度前後。チームは、「空が青くて気持ちが良かった」と市川が話した通り、すがすがしい走りを見せた。

 中位で流れをつくった1区の中舎朱音からたすきを受け取ったのが、レース前日夜のミーティングで「絶対に自分が順位を上げる。最低3人抜く」と宣言した市川。約束通り、前方の選手に狙いを定めては抜き去り、チームに弾みを付けた。

 後輩たちも、勢いを止めないよう粘りを発揮。順位を維持し、理想のレース展開となった。さらに、最後の5区5キロで1年加藤優果が躍動した。区間21位の16分46秒を記録、目標の16分40秒には及ばなかったが、リズムの良い走りで、24位でフィニッシュした。

 余裕を持ってレースを進め、県大会での1時間11分56秒を上回った選手たちに、指揮官も「ちょっとびっくりした」とうれしそう。3度目の都大路を走り終えた市川は、「1、2年生は力がある子がそろっている。来年は今年よりいい順位にしてくれる」と期待した。