WBO 恒成、大みそか世界戦 2階級制覇挑む − 岐阜新聞 Web

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WBO 恒成、大みそか世界戦 2階級制覇挑む
2016年11月01日15:13
写真:WBO 恒成、大みそか世界戦 2階級制覇挑む
対戦相手のモイセス・フエンテスの写真を手に2階級制覇を意味する2本指を立てたポースを取る田中恒成=名古屋市内

 プロボクシングの畑中ジム(名古屋市)は31日、4月に世界ボクシング機構(WBO)世界ミニマム級王者を返上し、1階級上げたライトフライ級で2位の田中恒成(中京高出)が12月31日に岐阜メモリアルセンターで、同級1位モイセス・フエンテス(メキシコ)との王座決定戦を行うと発表した。同階級は空位で田中が勝てば世界チャンピオンとなり、2階級制覇となる。

 フエンテスは27戦24勝(13KO)2敗1分け。右のハードパンチャーで2011年にWBO世界ミニマム級王者、13年にライトフライ級で暫定王者に就き、3年ぶりの王座奪還を狙う31歳の実力者。21歳の田中は「超攻撃的でパワーがある」と語り、同ジムの畑中清詞会長も「今までの相手とは違うレベルの強さ」と警戒を強める。

 田中は昨年5月に日本人最速のプロ5戦目でミニマム級世界王座獲得。12月に防衛を果たし、今年4月に2階級制覇を狙い王座を返上。ライトフライ級に階級を上げた。5月のノンタイトル戦では同級10位の選手を6回KOで撃破。「高校時代はライトフライ級だった。自分の階級に戻った感じ」と語る。5月の試合での右手首などの故障もあり約7カ月空いた。「長く試合から遠ざかっていたので、力を爆発させたい」と問題がないことを強調した。

 現在はガードの位置を以前より上げるなど、ガードに力を入れて練習しているという田中。「試合では特に左のボディを警戒している。しっかり守って最後はKOしたい」と対策は十分だ。「強い相手とできることが楽しみ。このレベルの選手をKOで倒してさらに成長したい」と意気込む。

 会場の岐阜メモリアルセンターは中京高時代の恩師・石原英康さんが04年にWBAスーパーフライ級の王座決定戦で敗れた場所。県が誇る天才ボクサーは因縁の地をさらなる飛躍の地としてくれるはずだ。