FC岐阜J2残留 最終戦、ホームで快勝 − 岐阜新聞 Web

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FC岐阜J2残留 最終戦、ホームで快勝
2016年11月21日10:10
写真:FC岐阜J2残留 最終戦、ホームで快勝
J2残留を懸けた最終戦で、2ゴールを決めたFW難波宏明選手(手前)に歓喜するFC岐阜サポーター=20日午後3時28分、岐阜市長良福光、長良川競技場

 サッカーJ2のFC岐阜は20日、岐阜市長良福光の長良川競技場で、東京ヴェルディと今季最終戦を戦い、4−2で逆転勝ちしてJ2残留を決めた。通算戦績は12勝7分け23敗、勝ち点43の20位だった。

 クラブワーストの7連敗や夏場での監督交代もあった今季は、苦戦が続いて中盤以降は下位に低迷、最終節まで残留争いが続いた。

 今季最多の1万2千人以上のサポーターが大声援を送り、残留が決まると割れんばかりの歓声がスタジアムに響いた。

◆「見たいのは昇格争い」

 チーム、サポーターが一丸となり“岐阜の底力”を見せつけた。20日、岐阜市長良福光の長良川競技場で、J2残留を懸けて東京ヴェルディとの今季最終戦に挑んだFC岐阜は、4―2で勝利。J2残留を決めた試合後「選手の気迫が伝わってきた」と奮闘をたたえる一方「下位に甘んじる姿を応援するのはつらい」と来季の巻き返しに期待を込める声がスタンドを支配した。

 「FC岐阜のJでの歩みを後退させてはならない」−。熱い思いを抱いて集まったサポーターは、今季最多の1万2158人。今季ホーム全戦観戦のアルバイト佐藤美帆さん(47)=岐阜市西中島=は「大一番で多くのサポーターが選手を後押しできるのはうれしい限り」と熱気の高まりに少し驚いた様子。

 ゴール裏を緑で染め上げたサポーターの思いが伝わり、FC岐阜は2度のリードを許す度に驚異の粘りで追い付いた。そして2―2で迎えた後半、FW難波宏明選手の2ゴールが決まると、スタンドの熱気は最高潮に。「FC岐阜」を連呼する地鳴りのような声援が競技場を包んだ。

 試合後のセレモニーで、FC岐阜の宮田博之社長は「最高のシナリオ。チーム、サポーター全員で盛り上がったこの試合を思い出しながら来季に備える」とあいさつ。FC岐阜後援会の星野?夫会長は「胸を熱くしてくれた」と顔をほころばせ「私自身ももう1年、後援会長として頑張りたい。県内唯一のプロチームを、オール岐阜で支え続けることが大切」と雄弁だった。

 だが吉田恵監督が「順位は不本意」と言い切ったように、20位という結果は到底満足できる出来ではない。試合後サポーターが掲げたのは「岐阜フットボールクラブとして、積み上げを」「共に上を目指して闘おう」という横断幕。会社員三宅恭平さん(29)=関市平和通=は「見たいのは残留争いではなく昇格争い。チームの生まれ変わりが必要」と注文を付けた。

 古田肇知事は「FC岐阜の底力を見せた素晴らしい試合だった。来シーズンに向け、チームを立て直してほしい」と、岐阜市の細江茂光市長は「残留が決まりほっとしている。これも多くのサポーターの熱い応援があったからこそ」とそれぞれコメントした。