パスサッカーを志向 大木FC岐阜監督 − 岐阜新聞 Web

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パスサッカーを志向 大木FC岐阜監督
2016年11月30日09:41

 FC岐阜は29日、来季の監督に大木武氏の就任を発表した。J2の甲府や京都などでチームを上位に導く実績があり、2008〜10年には岡田武史監督の下で日本代表のコーチも経験した。Jリーグで、理想に掲げるパスサッカーを追求することで結果をもたらしてきた名将の就任は、飛躍を期すクラブの本気度がうかがえる。

 大木氏は静岡市(旧清水市)出身で、東農大卒業後、富士通サッカー部でプレー。02、03年とJ2甲府、J1清水の監督を歴任し、再び05年から3季指揮を執った甲府の就任1年目に、J2で3位の好成績を残してJ1昇格を果たした。昨年からは四国リーグFC今治のアドバイザーなどを務めていた。

 Jリーグに詳しいサッカーライターの村本裕太氏は、大木氏の采配について「自分が見る限りではパスサッカー」と一言。「甲府でのJ1昇格時は、短いパスをつなぎまくり、連動した崩しで点を取る印象があった」と話し、結果とサッカースタイルの両面を追い求め、実現させてきた点を評価する。

 当時、財政に恵まれていなかった甲府で結果を出した手腕に、岐阜でも期待が高まる。村本氏は、パスをつなげる選手がそろう前提で「来季はサッカーが面白くなると思う。ロマンと結果を求める姿勢は岐阜には合っている」と期待を寄せた。

 J2の監督は11〜13年の京都以来で、その時は天皇杯準優勝、2年連続リーグ戦3位と好成績を残した。4年ぶりの現場復帰。どんなタクトを振るい、毎年の残留争いからJ1昇格争いにFC岐阜を高めるのか、来季が楽しみだ。