エンタメTop
新刊レビュー
おすすめシネマ
フロントライン
 
音楽玉手箱/2017年07月26日 12:08
ロード『メロドラマ』 抗えぬ恋愛感情のなかで自己を見つめる
ロード『メロドラマ』
 

 2013年3月にリリースされたデビューシングル「ロイヤルズ」がグローバルヒット、さらに同年9月に発表されたデビューアルバム『ピュア・ヒロイン』は全世界でブレイク。第56回グラミー賞では最優秀楽曲、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンスの二冠に輝いたニュージーランド出身のシンガー・ソングライター、ロードの3年半ぶりの新作です。

 天は彼女に二物どころではない才能を与えました。魅力的なアルトの声をもつシンガーとして、印象的なフレーズを創るメロディメイカーとして、詩人の母の血を引く作詞家として、さらには官能的なパフォーマーとして、そして容姿も。デビュー当時17歳にしてその全てを備えた彼女はやはり天才の一人と言えるでしょう。

 『メロドラマ』と題された今作では、抗えない恋愛感情の中でもう一人の自分を見つめている彼女が“ダンス”と言うキーワードを通して語られます。エレクトロだけでないアコースティックなサウンドとリズムに彼女の鼓動と呼吸が感じられます。

(ユニバーサル・2500円+税)=北澤孝