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音楽玉手箱/2017年01月11日 11:19
ザ・ローリング・スト−ンズ『ブルー&ロンサム』 鮮やかに蘇るブルースのクラシック
ザ・ローリング・スト−ンズ『ブルー&ロンサム』
 

 ノラ・ジョーンズ、レディー・ガガ、スティング、ボン・ジョヴィ、アリシア・キーズ、彼らの新作に共通して使われる言葉は“原点回帰”。ストーンズの新作はこの“現象”に止めをさしたものと言えます。

 インターネットはあらゆる表現者に対し自由な発表の場を与えました。スーパースターにとっても、売り上げ確保の為の“既成のイメージ”にとらわれず、本当に作りたかった作品を自由に作れる時代になったわけです。

 2005年の『ア・ビガー・バン』以来11年ぶりのスタジオ・レコーディングはブルース界の巨人たちのカバーアルバム。ドン・ウォズのプロデュースのもと3日間でレコーディングされました。ストーンズのメンバーとしてではなくブルース・ファンとして様々な束縛から解放された彼らのジャム・セッションとも言える生演奏からは通常のレコーディングでは考えられないパワーそしてスピリットがほとばしります。生きた音楽のパッションがここにはあります。

 (ユニバーサル・2500円+税)=北澤孝