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古里の旅

地域文化や歴史紹介

みのかも文化の森(美濃加茂市)

 美濃加茂市街地を見下ろせる小高い里山の中に、何万年も前の動物から世界的文豪の業績まで触れることができる博物館がある。「みのかも文化の森」。約9ヘクタールの敷地内に地域の歴史や文化、そして世界への窓口が詰め込まれている。

 開館は2000(平成12)年。常設展示室には、1900万年前に生息し、市内から足跡の化石が発見されたカニサイの実物大模型を展示。体長約3メートルの模型は人が近づくと動き、迫力十分だ。

 良質な企画展も多い。現在は、戦後すぐに可児市で開かれた展覧会を再現している。油絵を出品していた画家松本竣介、麻生三郎は当時、第一線で活躍していた。なぜそんな才人たちがわざわざ東京から来て、この地で展覧会を開いたかを「亜炭」をキーワードに検証。当時、出品された油絵3点も会場に並ぶ。

 美濃加茂市出身の明治の文豪、坪内逍遥とシェークスピアを扱った企画展では、美濃加茂市と文化交流協定を結ぶ早稲田大学が所有する逍遥の貴重な直筆原稿を展示。文豪の息遣いが感じられ、来場者の知的好奇心をくすぐった。

 地域文化の紹介にも鋭いものがある。24日まで開催している「暮ラシカル道具展」では、市内の鋤(すき)や鍬(くわ)が各地で厚みや形が違うことを明らかにしている。

 敷地内には市内の養蚕農家を再現した「まゆの家」があり、日本の伝統的家庭料理を学ぶ講座も開かれる。文化の森のシンボル「森のタワー」は高さ約34メートル。休日には家族連れらが上って、子どもたちに自分たちの町の姿を教えている。

メモ

▽交通 東海環状自動車道美濃加茂インターチェンジから5分。JR美濃太田駅北口から徒歩20分▽入場料 無料(一部企画展は有料)▽開館時間 午前9時から午後5時まで▽休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、第4火曜日▽問い合わせ みのかも文化の森、電話0574(28)1110。

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1900万年前に生きていたカニサイの実物大模型=美濃加茂市蜂屋町、みのかも文化の森

1900万年前に生きていたカニサイの実物大模型=美濃加茂市蜂屋町、みのかも文化の森

高さ約34メートルの「森のタワー」から眺めた町の風景=美濃加茂市蜂屋町、みのかも文化の森

高さ約34メートルの「森のタワー」から眺めた町の風景=美濃加茂市蜂屋町、みのかも文化の森

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