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古里の旅

かな文字、優美な筆致

神戸町日比野五鳳記念美術館(安八郡神戸町)

 昭和を代表する安八郡神戸町出身のかな書家、日比野五鳳さん(1901〜85年)の作品を数多く所蔵する、同町日比野五鳳記念美術館(同町神戸)。毎年春と秋に展覧会を開き、開催中の春季展では、子どもや女性にちなんだ言葉が書かれた作品を中心に37点を展示している。5月22日まで。

 五鳳さんは、愛知県で生まれ、赤ん坊のころに神戸町に移る。大垣中学校を卒業、大野百錬氏に師事し大垣商業学校で教諭心得として勤めた。その後は京都を拠点に、日展常務理事や日本芸術院会員などを務め、83年には文化功労者となる。

 同館は、五鳳さんが亡くなる前年の84年に開館し、約290点を所蔵。五鳳作品を紹介する春季、秋季展のほかに、同町美術展などの際のみ開館している。

 春季展では、万葉集の山上憶良の歌「子等を思ふ歌」を題材に、同町役場玄関ロビーの壁に彫られた壁書の元となった書の一部も展示している。70年の庁舎完成に合わせて、「青少年愛護の町」を掲げる同町のため、五鳳さんが選んだという。展示は「銀(しろかね)も金(こがね)も〜」の反歌の部分のみだが、紙を何枚も継ぎ足した跡がはっきりと分かる大作。大きな作品ながら、見る人に優しく語り掛けるような雰囲気が漂っている。同館近くの同町役場の壁書も合わせて見ておきたい。

 このほか、万葉集や小林一茶、正岡子規らの歌を題材にした書が並ぶ。余白や墨の濃淡にこだわり、同じ歌でも作品によって表現を変えるなど、書家の創作への熱意に触れることができる。

メモ

 ▽交通 JR「大垣」駅から名阪近鉄バス(大垣大野線)で20分「神戸町役場前」下車、養老鉄道「広神戸」駅から徒歩15分▽開館時間 午前9時〜午後4時、毎週火曜日休館▽観覧料 一般・大学生は210円、小学生以上は100円▽問い合わせ 神戸町日比野五鳳記念美術館、電話0584(27)7320

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安八郡神戸町出身の書の大家の作品を紹介する同町日比野五鳳記念美術館=同町神戸

安八郡神戸町出身の書の大家の作品を紹介する同町日比野五鳳記念美術館=同町神戸

日比野五鳳さんが同町役場の壁書のために書き上げた大作も見ることができる=同所

日比野五鳳さんが同町役場の壁書のために書き上げた大作も見ることができる=同所

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