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国重文、近代化支える

旧八百津発電所資料館(加茂郡八百津町)

 木曽川の脇に立つ旧八百津発電所資料館(加茂郡八百津町)。白亜の外観にモダンという言葉がぴったり合う、欧風の建物だ。その名の通り、八百津発電所だった建物を資料館にした。同発電所は木曽川水系初の水力発電所で、1911年に稼働。完成当時は出力7500キロワットで、全国3位の水力発電所として名古屋市に電力を供給していた。国の重要文化財に指定された1998年に資料館として開館した。

 本館に入ると、広い空間の中に三つ巨大なカタツムリのようなものが見える。大きな水車に発電機を直結した発電装置だ。9.7キロ先の恵那市内から水を運び、同発電所の48メートル上方から水を落下させて水車を回し、発電していた。建設する際は船に装置の部品を乗せて木曽川を上り、運んだという。建設当時の写真も一緒に掲示されており、当時の状況を垣間見ることができる。

 見どころは、実はこの建物そのもの。壁は、赤レンガのレンガ造りに、外側はモルタル、内側はしっくいを塗られている。窓はアーチ型で、ガラスは当時のものが残る。2階の配電室の床はレンガをアーチ状に積んだ防火床で、珍しい構造。1階から見上げて楽しむことができる。

 また、本館だけでなく、外にある小さな建物も見逃せない。旧放水口発電所で、本館と木曽川の間にあるわずか7メートルの落差を使って発電していた。電力需要の急増に対応するために建設したもので、類似する施設で現存するものは他にないという。同資料館で、日本の近代化を支えた電力の歴史に思いをはせてみてはいかが。

メモ

 ▽交通 東海環状自動車道可児御嵩ICから車で約30分▽休館日 月曜(祝日の場合は翌日)▽入場料 一般300円、小中学生100円▽開館時間 午前9時〜午後4時(1〜3月は午前10時〜午後4時)▽問い合わせ 旧八百津発電所資料館、電話0574(43)3687

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木曽川の脇に立つ旧八百津発電所資料館

木曽川の脇に立つ旧八百津発電所資料館

巨大なカタツムリのような形状の発電施設=いずれも加茂郡八百津町八百津

巨大なカタツムリのような形状の発電施設=いずれも加茂郡八百津町八百津

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