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英の技術、今に伝える

国指定重要文化財 旧揖斐川橋梁(大垣市〜安八郡安八町)

 揖斐川を東西に架ける橋の上からは、西に伊吹山、東に金華山を望む。すぐ南をJR東海道線、北を樽見鉄道樽見線が走り、穏やかな揖斐の流れに映し出された鉄橋のシンメトリー(対称)は絶景。鉄道ファンにお薦めのスポットだ。

 「旧揖斐川橋梁(りょう)」は大垣市新開町と安八郡安八町西結を結ぶ長さ325・1メートルの旧鉄道橋。1887(明治20)年、東海道線の大垣駅〜加納駅(現岐阜駅)間の開通に合わせて供用が開始された。

 橋桁を支える部材を交差させる錬鉄製のダブルワーレントラス方式を採用。英国人鉄道技師のC・ポーナルが設計し、英国のパテント・シャフト&アクスルトゥリー社が製作した。日本の近代化を支えた英国鉄道技術の特色を今に伝え、当時の最も高度な技術を駆使して建設。唯一元の位置に現存する遺構として、2008年に国の重要文化財に指定された。

 1908年に鉄道橋の役目を終え、現在は歩行者と二輪車専用の道路橋として住民の生活を支える。高校生が朝夕の自転車通学でさっそうと駆け抜ける。

 大垣市の調査で、完成から昭和50年代まで赤茶系のとび色で塗られていたことが判明した。機関車のすすの汚れが目立たない色が選ばれたと推測され、当時の塗装などを保存する修復工事を文化庁に申請中。近く、当時の色に塗り替えられるかもしれない。

 12月に開催される「おおがきマラソン」ではコースに指定されている。冬の水都を駆けながら、近代化の遺構や絶景を楽しんでみては。

メモ

 ▽交通 樽見鉄道樽見線東大垣駅から徒歩20分▽問い合わせ 大垣市役所建設部道路課、電話0584(47)8634

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大垣市と安八町を結ぶ、国重要文化財の旧揖斐川橋梁。明治期に英国人鉄道技師が設計した錬鉄製五連ダブルワーレントラス橋梁

大垣市と安八町を結ぶ、国重要文化財の旧揖斐川橋梁。明治期に英国人鉄道技師が設計した錬鉄製五連ダブルワーレントラス橋梁

近代化に貢献した元鉄道橋は、今でも住民の生活に欠かせない道路橋として現役だ=いずれも大垣市新開町

近代化に貢献した元鉄道橋は、今でも住民の生活に欠かせない道路橋として現役だ=いずれも大垣市新開町

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