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いい旅・いい味 ぎふ巡り

古里の旅

往時の風情残る宿場

中山道鵜沼宿(各務原市鵜沼西町)

 県内の中山道17宿の一つの鵜沼宿。各務原市鵜沼西町の国道21号に沿うように、東西約840メートルの街道筋に往時をしのばせる風情ある町並みが残る。観光拠点となる「町屋館」の整備に続き、脇本陣を復元するなど景観整備が進められてきた。2月からは伊能忠敬が鵜沼宿を訪れた際に食べたとされる「ねぶか雑炊」が、宿場の新たな魅力に加わった。

 町屋館は、江戸時代に旅籠(はたご)を営んでいた武藤家の建物。1891(明治24)年の濃尾震災で倒壊したが、その後再建された。中庭を囲む主屋、付属屋、離れの3棟からなり、2階建て入り母屋造りの主屋は旅籠の風情を残し、宿場の生活が体感できる。中山道の資料なども展示している。

 町屋館のすぐ西にあり、一般公開されている脇本陣坂井家は、江戸時代の「鵜沼宿家並絵図」に基づいて市が復元した。松尾芭蕉がクスノキの化石に句を彫ったと伝わる句碑もある。

 「ねぶか雑炊」は、1809年に伊能忠敬が測量で訪れた時に食べたと、本陣桜井家の「鵜沼宿万代記」に記され、地元ボランティアガイドの会が再現に取り組んできた。イベントなどで試食会を重ねてきたが、今回は町屋館隣にある飲食店「花の木」が商品化を実現、メニューに加えた。焼いたネギと刻んだ厚揚げをたっぷり入れただし汁と、釜で炊いたご飯でいただく雑炊は、コクがあり、さっぱりした味で体を温めてくれる。

 鵜沼宿ならではの一品が楽しめる。3月19日には鵜沼宿春まつりが開かれ、多彩なイベントでにぎわう。

メモ

 ▽交通 名鉄各務原線鵜沼宿駅から徒歩15分。JR高山線鵜沼駅から徒歩20分▽町屋館・脇本陣の開館時間 午前9時〜午後5時、月曜休館▽花の木営業時間 午前11時から午後2時、ねぶか雑炊800円、ねぶか雑炊セット(おばん菜4種、茶わん蒸し)1000円(税抜き)▽問い合わせ 各務原市歴史民俗資料館、電話058(379)5055。花の木、電話058(385)2958。

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中山道鵜沼宿の町並み。町屋館と花の木(手前)=各務原市鵜沼西町

中山道鵜沼宿の町並み。町屋館と花の木(手前)=各務原市鵜沼西町

伊能忠敬が食べた献立を研究、メニュー化した「ねぶか雑炊」

伊能忠敬が食べた献立を研究、メニュー化した「ねぶか雑炊」

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