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古里の旅

江戸の趣楽しみ散策

中山道大井宿(恵那市大井町)

 恵那市を東西に走る中山道。江戸から数えて46番目の宿場が同市大井町にある大井宿だ。江戸時代、多くの旅人らが行き交ったこの宿場町は、今もJR恵那駅前にその風情を残し、格子戸や黒壁が特徴的な、趣深い建物が並ぶ。観光客たちは、当時を想像するかのように街道を散策している。

 恵那市教育委員会によると、江戸時代の大井宿は横町、本町、竪町、茶屋町、橋場の五つの町に分かれ、全長は東の高札場から西の大井橋までの東西710メートル。町の間は、街道が直角に曲がる「枡(ます)形」で区切られていた。勢いをそぎ、外敵の侵入を遅らせるのが「枡形」。多くの宿場町に見られたというが、六つも存在したのは珍しいという。

 大名や公家、幕府の公用役人が宿泊したという本陣は、1947年に母屋が火災で焼け落ち、今は安土桃山時代の建築様式を伝える表門や庭園、老松が残っている。表門は、反りのある瓦ぶきで、破風板、小屋組みなどの細工、彫刻が丁寧に施されている。60年には県史跡に指定された。

 江戸時代、宿場内には110戸の建物があったと伝わる。有力な商家だった「ひし屋」古山家は、町屋建築が目を引く、大井宿の代表的な建物の一つだ。97年に市の文化財指定を受け、2000年には「ひし屋資料館」として開館。中山道の絵図、庄屋でもあったひし屋の商業関係の古文書、民具などを展示している。駅前には中山道を描いた代表的浮世絵の一つ「木曽海道六拾九次之内」の作者歌川広重にちなんだ中山道広重美術館もある。

メモ

 ▽交通 JR中央線恵那駅から徒歩10分、中央自動車道恵那インターから車で5分▽中山道ひし屋資料館 午前9時〜午後5時、入館料200円▽中山道広重美術館 午前9時30分〜午後5時、入館料510円▽問い合わせ 恵那市観光協会、電話0573(25)4058

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江戸時代の趣を残す建物が並ぶ旧中山道大井宿=恵那市大井町

江戸時代の趣を残す建物が並ぶ旧中山道大井宿=恵那市大井町

安土桃山時代の建築様式を伝える門が見どころの大井宿本陣跡=同

安土桃山時代の建築様式を伝える門が見どころの大井宿本陣跡=同

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