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衆院選序盤情勢世論調査 県内全区で自民先行

 10日公示された衆院選で、岐阜新聞社は11日、世論調査に取材を加味した上で、県内五つの小選挙区の序盤情勢を探った。自民は全選挙区で優位に戦いを進めるが、岐阜4区は希望が激しく追い上げる。ただ、6〜7割が小選挙区の投票先を未定としており、22日の投開票日まで情勢は変わる可能性がある。

◆1区

 現職閣僚で知名度の高い自民前職の野田聖子が先行し、民進系無所属新人の吉田里江が懸命に追う。

 野田は自民、公明のほか、希望など野党支持層の一部にも支持を広げる。若い世代を含め、幅広い年代から支持を得る。

 比例復活のない無所属で臨む吉田は、連合岐阜などの支援を受け、立憲民主支持層にも浸透。支援に回った共産など野党勢力の結集で巻き返しを図る。

 諸派新人の野原典子、無所属新人の服部泰輔は支持浸透を図る。

◆2区

 自民前職の棚橋泰文が経済界や後援会などの強力な支持基盤を背景に、安定した戦い。共産新人の森桜房義が懸命に追い上げる。

 棚橋は自民支持層を固め、希望支持層からも支持を得る。

 森桜は共産支持層を固め、立憲民主支持層の取り込みを狙う。

◆3区

 経済産業副大臣の自民前職の武藤容治が各世代から幅広く支持を集める。3区で初挑戦の希望元職の阪口直人が追う展開。

 武藤は自民、公明支持層に浸透するほか、野党の一部の支持も取り込む。

 阪口は希望や立憲民主の支持を得るが、20〜40代からの支持が伸びず、知名度アップに全力を注ぐ。

 共産新人の井上諭は共産支持層を中心に支持拡大を図る。

◆4区

 前職の父の地盤を引き継いだ自民新人の金子俊平が幅広い年代の支持を集め、一歩リード。希望前職の今井雅人は立憲民主支持層なども取り込み、猛追する。

 金子は、自民や公明の支持層を中心に各世代に浸透し、特に60代以上から多くの支持を得る。

 今井は、希望、立憲民主の支持層に浸透。維新や自民の支持層の一部を取り込むなど保守層の切り崩しも図る。

 民進の希望合流を受けて出馬した共産新人の籠山恵美子は支持浸透を図る。

◆5区

 10選を目指す自民前職の古屋圭司が優位に戦いを進める。希望元職の阿知波吉信が懸命に追う。

 古屋は、自民のほか、希望や維新など野党支持層にも浸透。30代以上の世代に支持を広げる。

 阿知波は希望、立憲民主、社民支持層から支持を集め、終盤での巻き返しに力を注ぐ。

 共産新人の小関祥子はリベラル票の受け皿を狙う。

(文中敬称略)

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