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「資源の価格は新たなステージに入っていく」と語る、丸紅経済研究所長の柴田明夫氏=大垣市万石、大垣フォーラムホテル
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岐阜新聞・岐阜放送西濃懇談会の3月例会が19日、大垣市万石の大垣フォーラムホテルで開かれ、丸紅経済研究所長の柴田明夫氏が「食糧とエネルギー市場の争奪戦が始まった」と題して講演。食糧の有限資源化や米国で進む穀物のエタノール燃料化政策を例に挙げながら「資源の価格は新たなステージへ移行していく」と語った。
柴田氏は最近の原油高を「あらゆる資源の価格が高くなる、構造変化の可能性が高い」と指摘。過去の穀物、原油価格の推移を示しながら「1970年代、世界食糧危機とオイルショックで価格が変動した後、30年に渡って価格は安定してきた」と説明。「しかし2000年以降、穀物、原油とも価格の高騰が続き、今後は約30年をサイクルとした新たなステージに入っていく」と分析した。
穀物価格高騰の原因の一つとして、米国が推進しているトウモロコシのエタノール燃料化政策を上げ、「トウモロコシは米国が世界の約4割を生産。輸出大国の米国が、これまでの輸出分をエタノール燃料の原料に振り分けることで輸入国に影響が出る」と解説。また、輸出第2位の中国の経済発展に伴い「かつて年1500万トンだった輸出量が今は50万トンにまで減少。輸出余力がなくなったことで国内資源の温存へ向かい、海外資源確保へ動くことになる」と、穀物争奪に拍車が掛かる背景を話した。また、小麦についても「政策的な利用は始まった」とし、食糧自体が有限の資源と化している現状を指摘した。
今後の見通しについては「食糧の値上げは既に始まり、鉄などの原材料も高止まりか、一段高で推移すると見るべき」と話した。
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