ふるさとへの便り

パプア・ニューギニアの大学

自動車整備を指導 現地に合った授業重視
写真:授業でエンジンルーム内の点検を指導=パプア・ニューギニア

授業でエンジンルーム内の点検を指導=パプア・ニューギニア

 岐阜新聞をご覧の皆さん、こんにちは。私は、JICAシニア海外ボランティアとして去年3月、パプア・ニューギニアに派遣され、現在、ゴロカ大学で自動車整備を教えています。

 パプア・ニューギニアがどこにあるかご存じですか?

 場所は、オーストラリアの北160キロ、赤道のすぐ南に位置し、ニューギニア島の東半分、ニューブリテン島など大小700を超える島々からなる島国です。人口は約650万人と少ないですが、部族の数が700〜800もあると言われ、その部族の風習が現代まで色濃く残されています。

 私の任地、ゴロカは、標高1600メートル、3000メートル超の山々に囲まれた山岳地にあり、赤道直下にもかかわらず平均気温25度前後、湿度も少なく、非常に住みやすい気候です。

 さて、私の活動ですが、今年から立ち上がった自動車整備のコースをどのような内容で進めようか、現在、試行錯誤しています。生徒は、日本で言えば、高校を卒業した者、また専門学校を卒業して再度入学してきた者などいろいろです。

 このような国では実習を行うにしても、物が無いため、座学中心の授業が行われているようです。知識があってもテスター等を使ったことがなかったり、工具の使い方が分からなかったりします。このため、できる限り実習、現物を使った授業を行うようにしています。

 先日、授業の参考になるよう、現地の修理工場に見学に行きました。ゴロカは舗装道路は少なく、メーン道路を外れると凸凹の未舗装路です。やはり、入庫車両すべてが足回りの修理で、その修理の仕方も、部品を交換するのでなく、溶接などで補修して使うやり方です。

 今後の授業を進めるにあたり、「現地にあったやり方」「どのようにすれば、より生徒達に役立つのか」を考えていきたいと思っています。

 最後に、遠く離れた日本で応援してくれる家族、友人に感謝しながら、残り9カ月間、活動を続けたいと思います。

【富田收さん】
写真:富田收さん
 とみだ・おさむ 会社員を経て、2010年3月から2年間、シニア海外ボランティアとしてパプア・ニューギニアに派遣。ゴロカ大学にて自動車整備を指導。垂井町出身。53歳。

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