ふるさとへの便り

中米ベリーズ・ガリフナ民族

歌、踊り、ドラム愛す 独自の文化を次世代に
写真:小学校のガリフナ入植記念日行事=ベリーズ

小学校のガリフナ入植記念日行事=ベリーズ

 こんにちは。まず初めに、東日本大震災で犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方、避難所にて困難な生活を余儀なくされている方々、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 私は現在、青年海外協力隊員として中米のベリーズという国に滞在し、現地小学校にてコンピューター指導を行っています。ベリーズは日本ではあまりなじみがなく認知度も他の国々と比べ低いと思いますので、今日はベリーズという国を少しでも皆さんにお伝えできればと思います。

 ベリーズは中央アメリカ・メキシコの下部に位置しています。中央アメリカにありながらカリブ国と呼ばれる唯一の国でもあります。国民は主に、ガリフナ民族(アフリカ系カリブ民族)マヤ民族、インド系移民、メスチソ、メノナイト(ドイツ系移民)、中国人、そしてそれらの混血のクレオール民族がいます。

 地域によって生活様式は異なり、地方を訪れ生活様式を観察するのも非常に楽しいです。ベリーズの文化的魅力は中米にありながらほとんどの国民が英語を話す事と、民族の多様性が他の中米国に比べて強い事でしょう。

 自然分野ではカリブ海、世界第2位の広さを誇るサンゴ礁群、ブルーホール、広大な湿地帯、内陸部の山地と洞窟、ジャガーなど、そこに生息する生物などが挙げられます。

 私の任地となるプンタゴルダには前述したガリフナ民族の方々が多く住んでおり私もその中で一員として生活しております。人々は陽気で歌、ダンス、ドラムを愛し、それらは彼らの生活に欠かせない物となっています。

 ガリフナダンス、ガリフナドラム、歌ともに技術が子供たちにも受け継がれており、その技術の高さ、特に子供たちのドラムとダンスの技術には目を見張る物があります。

 ガリフナは現在世界無形文化遺産に指定されています。グローバル化が進む今日の中においても独自の文化を絶やすことなく次の世代へ伝えられることを切に願っております。

【小野田敬さん】
写真:小野田敬さん
 おのだ・けい IT企業の営業職を経て、2010年1月から2年間、青年海外協力隊としてベリーズに派遣。セントピータークレバー小学校でコンピューター授業を担当。各務原市出身、27歳。

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