ふるさとへの便り

ザンビア

業務のIT化支援 ソフトの使い方も指導
写真:配属先の中庭で談笑中の同僚=ザンビア

配属先の中庭で談笑中の同僚=ザンビア

 アフリカのザンビアでの活動も1年が過ぎました。私はザンビアの首都ルサカ市内にある「In|Service Training Trust」という研修センターでIT管理者として活動しています。

 住んでいるところは首都ですが、配属先が自然資源開発短期大学という農学系大学の敷地内にあるため、周囲2キロほどが林と農場に囲まれた首都とは思えないほど静かな場所で、敷地内には牛、豚、山羊、鶏などもいます。

 配属先での活動は、主に日常業務のIT化です。途上国と聞くとパソコンやインターネットなどは無いように思えますが、ちゃんとあります。インターネットの通信速度は先進国ほど速くはありませんが、携帯電話でのインターネットも普及しています。

 途上国といえどもEメールやワード、エクセルが使えることは仕事において必須になりつつあるように感じます。しかし、パソコンや周辺機器、ソフトなどは日本よりも価格が高く、なおかつ簡単に手に入らないため、手元にある中古品や無料のソフトなどで四苦八苦しながら、パソコンのメンテナンスや業務支援システムの導入をしています。

 また、ワードやエクセルなどのトレーニングも配属先のスタッフ向けに行っています。しかし、1人1台のパソコンがなかったり、開始時間に来なかったり、と遅々として進まないこともままあります。

 とはいえ、パソコン上での動画や音楽の再生方法、インターネット上のチャット、ゲームの操作方法などは教えてもいないのに、いつの間にやら、できるようになっているのにはあきれるとともに驚かされます。ワードやエクセルのトレーニング内容はすぐに忘れるのに…。好きこそものの上手なれ、なのだとザンビアの地でも思い知らされました。

 配属先の活動以外では、仕事が終わった後にザンビア人と一緒に日が暮れるまでサッカーをやり、休日は他のチームとフレンドリーマッチ。ザンビアではサッカーが人気で、街に必ず一つはサッカーグラウンドがあります。夕方になると子供から大人までたくさんの人が集まり、ボールを蹴っています。

 ザンビア生活の残り9カ月あまり。活動もラストスパートに入ります。ザンビアのIT化に少しでも貢献できるよう頑張りたいと思います。また、ザンビアと日本の交流にも貢献していきたいと思います。

 「ティエンデ、ボーラ」(現地語で、「さぁ、サッカーをやりに行こう」)

【堀部兼一さん】
写真:堀部兼一さんさん
ほりべ・けんいち ソフトウエア開発会社を経て、2010年9月から2年間、青年海外協力隊としてザンビアに派遣。「In|Service Training Trust」のIT管理者として活動。本巣郡北方町出身。34歳。

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