ふるさとへの便り

ガーナで高校教師

停電の頻発が悩み パソコンの授業できず
写真:近所の子どもたちと伊藤章裕さん(上段右)=ガーナ

近所の子どもたちと伊藤章裕さん(上段右)=ガーナ

 マーハ!(現地語で「こんにちは」)

 ガーナに初めて足を踏み入れたのが2011年の3月末。それから今日まで、かれこれ10カ月ほど、この国で暮らしています。現在は乾季のまっただ中で、日中も30度を下回ることはありません。「暑い」という以外に形容のしようがない、想像以上に過酷な環境で毎日を送っています。

 西アフリカといえば砂漠というイメージが強いかもしれませんが、私が住んでいるアシャンティ州ジュアベンは四方八方を熱帯雨林に囲まれた、非常にのどかで緑の多い田舎町です。首都アクラからは北西方向に約300キロ離れたところにあります。

 私はこの町にある唯一の高校で、教師として活動しています。担当科目はコンピューターです。授業は全て英語で行なっています。

 もっぱらの悩みは停電が頻発すること。ほぼ毎日発生し、長いときには1週間以上回復しないこともあります。授業はパソコンを使用するので、停電になると授業が全く成り立ちません。

 また、放課後に壊れたパソコンを修理しているのですが、熱帯地方特有の暑さや湿気、砂塵(じん)などが原因で、頻繁に故障を繰り返しています。さらにここガーナは発展途上国ということもあり、パソコン本体をはじめ、マウスやキーボードなどの周辺機器の数が圧倒的に足りないのも大きな問題です。

 しかし、ガーナに来たばかりの頃は口に合わずに食べられなかった現地食も、今やすべてが大好物。右手一本で器用に食べる姿が「ガーナ人みたい」と赴任先では評判になっています。

 また、私が日本人であることを知れば、会話に「Earthquake」や「Tsunami」などといった言葉が登場し、日本の家族や友達を心配していただけたりもします。もし皆さまも機会がありましたら、ガーナに遊びに来てくださいね。

 それではまた、日本でお会いしましょう。オチェナ!(さようなら)

【伊藤章裕さん】
写真:伊藤章裕さんさん
 いとう・あきひろ システムエンジニアとして働いた後、2011年3月から2年間、青年海外協力隊としてガーナに派遣。ジュアベン高等学校でコンピューターの授業を担当。海津市出身。31歳。

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