ふるさとへの便り

セネガル

一日一日を大切に 小学校などで体育授業
写真:小学校での体育の授業の一こま=セネガル

小学校での体育の授業の一こま=セネガル

 日本をたったのが昨日のことのように感じられる今日このごろですが、アフリカ大陸最西端に位置するセネガルに来てから、はや11カ月という月日が過ぎようとしています。

 私が暮らすティエス市は、セネガルの首都ダカールから東へ70キロほど行ったところにあり、セネガル第2の都市です。といっても、道といえば、幹線道路以外は舗装されていなかったり、されていてもサハラ砂漠から舞い込む砂によって路面が覆われていたりします。

 建物は砂利を運んできてはその場でブロックをつくり、それを積み重ねて建てるといった方法です。つい先日は、近所で大きなバオバブの木を切り倒した際、民家の塀を打ち壊してしまったのですが、そこも砂利をペタペタと盛り(塗り?)、翌日にはしっかり修復されていました。

 道を行けば場所、格好を選ばず男の子がサッカーをしています。女の子は赤ちゃんの世話をしたり、こちらで流行の踊りを踊ったりしています。大人は、仕事の合間にアタヤと呼ばれるお茶を飲みながら木陰でだんらんしたり、おばあちゃんはドンと腰を掛けて皆が日常的におやつ感覚で食べるピーナツを焼いています。

 そんな地に小学校教諭として派遣され、現在は小学校、そして中学・高校の教員養成機関にて体育の授業をしています。セネガル人の生活スタイルから、彼らの可能性を大きく伸ばせる内容を試行錯誤し、実践しています。セネガル人が自身の成長を感じられるよう工夫し、ゆくゆくは指導教本、教材の作成マニュアル等を残してゆきたいと思っています。

 一つ疑問が解けるとまた無限に新たな疑問が生じるこちらでの生活は、大変なことももちろんありますが、毎日が発見です。セネガルの教育に少しでも貢献できるよう、まだまだ分からないことばかりでありますが、一日一日を大切に、こちらの方との生活を楽しんでゆきたいと思います。

【山本信さん】
写真:山本信さん
やまもと・まこと 2011年6月から2年間青年海外協力隊としてセネガルに派遣。教員養成校、小学校にて活動。岐阜市出身、23歳。

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