ふるさとへの便り

ニカラグア

ソーラン節を披露 子どもが日本文化体験
写真:「青少年の家」での練習風景=ニカラグア、ヌエバギネア市

「青少年の家」での練習風景=ニカラグア、ヌエバギネア市

 オラ〜! ニカラグアからこんにちは。私が住んでいるヌエバギネア市は一年中雨が多くて蒸し暑く、晴れの日も雨の日も傘が手放せません。町を歩くと、子どもたちが「カヨーコ!」と声をかけてくれ、元気をもらいます。

 私は青少年活動隊員として、「青少年の家」で活動しています。市役所が管轄する施設で、地域の青少年活動の活性化と青少年の意欲向上を目的に、さまざまなイベントや講座の企画運営などを行っています。

 ニカラグアでは独立記念日や子どもの日など、記念日や年中行事を盛大に祝います。8月12日は「国際青少年の日」。青少年の家が実施する一年で一番大きなイベントです。今年はこの中で「日本文化紹介」を行う機会に恵まれました。箸や折り紙などを体験してもらうほか、子どもたちとロックソーラン節“南中ソーラン”を披露することを計画し、6月半ばから練習を始めました。

 人々の生活に音楽とダンスは欠かせないのですが、それと全く違うソーラン節の動きは難しく、教えるのに苦戦しました。連日猛暑か大雨かという天気で練習に来る子どもたちも減っていきましたが、続けて来てくれる子を励みに繰り返し一緒に踊りました。「1、2、3、4」と数えながら練習していたのが、当日が近くなると「数えないで!」「手本なしで自分たちだけで踊る!」と子どもたちが言い出し、決めポーズがそろうまでに上達しました。

 当日は、おそろいの赤いハッピとはちまきをつけ、多くの観客が見守る中、練習の成果を精いっぱい発揮しました。みんなの息が今までで一番合っていて、踊り終わった後はどの子も達成感でいっぱいの笑顔でした。

 子どもや青少年たちのもっている可能性はどの国も同じだと感じます。その可能性を伸ばす機会が多いか少ないか、なのだと思います。活動の中では、子どもの頃の家や学校での遊びや学び、体験からヒントを得ることがたくさんあります。試行錯誤の毎日ですが、子どもの頃の体験はきっと心に残っていく、そんな思いで今後も活動していきます。

 ニカラグアでの生活や隊員活動の様子を書いた通信を発行しています。岐阜県HPで見られます。

【夏目佳代子さん】
写真:夏目佳代子さん
 なつめ・かよこ 2011年6月から青年海外協力隊としてニカラグアに派遣。青少年活動隊員として、ヌエバギネア市青少年の家で活動中。恵那市出身。多治見市立南ケ丘中学校教員。

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