ふるさとへの便り

フィジー

看護師育成を支援 真剣に学ぶ姿勢、感心
写真:フィジー、バ・ヘルスセンターにて

フィジー、バ・ヘルスセンターにて

 ブラ! ナマステ! こんにちは。派遣されてから1年6カ月が経過しました。私の残りの任期も半年を切ってしまったかと思うとなんだかさみしい気もします。その反面、日本に帰ることを考えてちょっとわくわくしたりもします。

 赴任当初は、見るもの聞くものすべてが新鮮であるのと同時に、思い描いていた協力隊の生活と、自分の心構えの未熟さの中で戸惑うこともありました。ただ、フィジーに派遣されてよかったというのは、以前も今も変わらない気持ちです。

 フィジーは一見するとリゾート地でもあるため、協力隊の派遣されるような国ではないように感じます。しかし、この1年6カ月の間で、さまざまな研修を垣間見ることができました。

 具体的には、低栄養児についての研修、乳幼児を診察できる看護師の育成研修、生活習慣病に関する研修、保健、医療分野での危機管理研修、住民や地域の基礎情報の収集における判断基準や、分析の研修、そしてこれらを統合する意味での、看護師の能力評価の研修が管理職レベルの方に行われています。

 このほかにも、一定の期間休職し大学に入り、資格取得をしている看護師の方をたくさん見ました。現地の方の学ぶ姿勢と、それをサポートする施設や政府の在り方にただただ感心することしきりです。

 また、研修終了後の看護師の方の自信に満ちた様子を見ていると、うらやましく感じます。現在私がお手伝いしていることは、研修時の資料の準備や機械の管理、名簿や基礎情報の整理といったことですが、効率性や今後の可能性を考慮し、私が帰国した後も長く使用していただけるといいなあといった思いで行っています。

 それでは、ビナカバカレブ。ダンニャバード。

【古澤里美さん】
写真:古澤里美さん
ふるさわ・さとみ 大学病院で看護師として勤務。2011年1月より2年間、青年海外協力隊としてフィジーに派遣。西部地区にて、地域看護師現任教育の拡大のための現地職員の補助を行っている。岐阜市出身。38歳。

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