ふるさとへの便り

フィジー

自動車整備を指導 残り2カ月、全力で活動
写真:実習風景。エンジン部品の測定中=フィジー

実習風景。エンジン部品の測定中=フィジー

 私は現在、青年海外協力隊平成22年度3次隊としてフィジーに派遣され、フィジー北部に位置するランバサのアリア中高等学校で自動車整備を指導しています。

 サトウキビで有名なランバサ町は今が収穫時期であるため、サトウキビを載せた大きなトラックが道を行き交います。そのトラックも日本で使われているものとは違ってとても古いもの。しかしその製造年さえわからないような古いトラックたちは日本メーカーのものばかりで、現在も元気に走る彼らを見て日本が持っている技術の高さを感じずにはいれません。

 この国では日本の技術というのは世界でトップクラスという認識があり、私の親や祖父母の世代の人たちが築き上げたであろう「勤勉、精密、高性能、頑丈」といったイメージが強くあるようです。自動車は特にそれが顕著で「日本車でない車を新車で買うより、中古の日本車を買う」という声も多く聞きます。

 これは私の考えですが、日本国内の車検や法定点検といったものが国内の自動車の状態をかなり高く保ってるのだろうと思います。それにより日本で使われた中古車は、海外でなお質の高いものとして扱われているのです。

 最近ではフィジーで活動している日本のNGOで自動車整備を行うなどして、なかなか知ることのできないフィジーの自動車事情なども垣間見ることができました。そこで知ることのできたフィジー特有の車両トラブルについても活動に還元できないかと考えています。

 フィジーは多くの道が非舗装で、数少ない舗装路も路面がひどい状態です。そこから来るトラブルは日本で見たことがないものが多く、驚くような故障もたくさんありました。

 私の活動は残り2カ月少しとなってきました。今では私の行ってきた小テストの作成や、実習や座学の資料作りも同僚教師が行えるようになってきており、段階的に自分がここを去る準備ができてきていると感じています。

 私の活動は2年間の限定的なものであり、この活動がこの学校のスタッフに移り長く続くことを期待し、そのためにも残りの活動でなるべく多くのものをこの学校に残して帰国できるようにがんばりたいと思います。

【安江優作さん】
写真:安江優作さん
やすえ・ゆうさく 自動車整備士を経て、2011年1月から2年間、青年海外協力隊員としてフィジーに派遣。ランバサ・アリア中高等学校職業訓練科にて自動車整備を指導。中津川市出身。26歳。

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