ふるさとへの便り

ウズベキスタン

PCで個別に指導小中学校、情報化進める
写真:PCを用いた世界史の授業支援=ウズベキスタン・タシケント

PCを用いた世界史の授業支援=ウズベキスタン・タシケント

 ウズベキスタンに赴任して早くも1年4カ月がたちました。私は現在、首都タシケント郊外にある251番学校で活動しています。首都といっても学校の周りはロバ車が行き交い、羊や牛が道の両側につながれているとてものどかな雰囲気です。

 私の配属先は日本の小中学校にあたり、私は5年生から9年生の生徒を対象にPCの基本的な操作やワード、エクセル、パスカルなど情報の教科を教えています。最初の頃はウズベク語でコミュニケーションをすることに戸惑いながらも、ようやく1年がたったころに何とか相手の話が聞けるようになりました。

 また、赴任当初はPCが故障していて、10台中2、3台しか動かないという状態でしたが、10カ月が過ぎたころに新しいコンピューターが配備されました。これを機に生徒一人一人の実習が可能となり、個別の生徒に対応した指導ができるようになりました。

 しかし他の一般教科では、PCを使って授業をする機会はほとんどありません。そこで教育の情報化を進めるため、他の教科の先生方がパワーポイントで授業ができるようにコンテンツの作り方なども教えています。

 現地の生徒は好奇心旺盛、活発で授業中分からないことがあると質問攻めにあいます。ときには、盛り上がって日本の話に脱線することもあります。そんなときは、もとの授業に戻すのが一苦労です。

 教育的な支援もさることながら、任地では人々と一緒にお茶を飲みながら食事をして世間話に花を咲かせることが娯楽であり、それも活動の一部と考えなければなりません。ウズベキスタンでは、「メハモン(お客)に行く」という言葉がありますが、これはお呼ばれに行くことを意味します。お客さんを丁重にもてなす習慣があり、結婚式にもよく誘われます。そんなときはなるべく顔を出すように心がけています。

 日本ではウズベキスタンと聞いても、どこにあるのかもよく分からないと思います。現地の方が親日的であるのとは対照的に、日本ではそれほどウズベキスタンについて理解されていないと思います。任期も残すところあと5カ月となりましたが、帰国後もウズベキスタンのことをより深く知ってもらうことができような活動をしていきたいと思っています。

【竹中初男さん】
写真:竹中初男さん
たけなか・はつお 県立大垣工業高校教諭を経て、青年海外協力隊に現職参加。2011年7月から1年9カ月間、ウズベキスタンにPCインストラクターとして派遣。首都タシケント市内にある251番学校にてPC技術の指導を行っている。大垣市出身。35歳。

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